2011年12月10日
リアル・スティール
「リアル・スティール」
監督:ショーン・レヴィ(『ナイト ミュージアム2』)
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、ロバート・ゼメキス
出演:ヒュー・ジャックマン(『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』『オーストラリア』)
ダコタ・ゴヨ(『マイティ・ソー』)
エヴァンジェリン・リリー(『ハート・ロッカー』)
ケヴィン・デュランド(『レギオン』)
アンソニー・マッキー(『アジャストメント』)
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
概要:かつて優秀なボクサーだったチャーリー(ヒュー・ジャックマン)は妻子と離れ、ただ自分の夢だけに没頭してきた。だが、西暦2020年の今では人間に代わり、格闘技ロボットたちがボクサーとして活躍していた。ある日、どうにかロボット格闘技のプロモーターとして生活していた彼の前に、母を亡くした息子(ダコタ・ゴヨ)が姿を現わし・・・。
評価:★★★★☆
感想:話題の近未来ロボットボクシング映画を字幕版で観ました。
予告やCMでは感動・涙の家族愛映画として宣伝しているけども、父親がだらしなさ過ぎるのが気に入りません。
廃品工場での救出劇やATOMでの対戦はよしとしても、他が非道すぎです。親権をお金で解決したり借金を踏み倒したりATOMを売ろうとしたりと、演出とはいえいい気分ではないですね。
10年ほったらかしの亀裂は共通の趣味のロボットですんなり解決、というのもどうかと。
以上が満点にならない理由ですが、
それ以外はエンタテインメントとしては素晴らしい出来です。
リアルな存在感のロボット達にド迫力の対決シーン、ロッキー的な無名の選手が大活躍するサクセス的なストーリー、小ネタをはさんだウィットな会話、俳優陣の好演と文句なく面白いです。
(戦闘シーンはロッキーというよりはむしろプラレス三四郎か)
ベタで王道な展開ではあるが力の入る感動作です。
そしてヒュー・ジャックマンはやはりカッコいいのだ。
(以下ネタバレ)
ロボットの単価や借金額などお金の価値がおかしいのだろうか。親権10万ドルとかロボット5万ドルとか。鉄人2○号似のノイジー・ボーイが文句無く素晴らしくかっこよかった。まともに操作できていればチャンピオンになれたのでは。王者決定戦でもラップで踊るべき。ATOMの音声認識機能はラストでちょっと活躍したけど秘密な理由は謎。捨てられた理由も謎のまま。判定負けもロッキーまんまだけど勝ってチャンピオンになって眠っていた機能と自我が目覚めて。。みたいな設定もよいかも。