2014年09月21日
LUCY/ルーシー
「LUCY/ルーシー」
監督:リュック・ベッソン(『マラヴィータ』)
出演:スカーレット・ヨハンソン(『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『ヒッチコック』)
モーガン・フリーマン(『トランセンデンス』『グランド・イリュージョン』)
チェ・ミンシク(『悪いやつら』)
アムール・ワケド(『シリアナ』)
配給:東宝東和
概要:マフィアの闇取引に巻き込まれたルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、特殊な薬が入った袋を体に埋め込まれ運び屋にされてしまう。しかし、体内で薬が漏れたことで彼女の脳機能は驚異的に覚醒。脳科学者ノーマン博士(モーガン・フリーマン)が見守る中さまざまな能力が超人的に目覚める一方、少しずつ人間性が喪失し、自らを制御できなくなっていく。
評価:★★★★☆
感想:スカヨハ主演SF映画を2D字幕版で観ました。
序盤の痛々しい展開は描写も含めてキビしいものがあったが、能力覚醒後からは案外爽快でリュック・ベッソンらしい小ネタやアクションが満載です。
いきなり射殺の売人友人や意外としぶといマフィアングループや生真面目な刑事など登場人物も個性的で退屈はしないです。
飛行機トイレのシーンはかなり恐怖を感じました。
無理なカーチェイスはよしとしても最後の銃撃戦はやり過ぎ。
宗教や神様的な話にならなかったのは良かったのだ。
ラストは攻殻機動隊草薙素子っぽくなってしまったのだ。
もちろん好きなので問題ないですが。
2014年09月13日
ガーディアン・オブ・ギャラクシー
「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」
監督:ジェームズ・ガン(『ムービー43』)
出演:クリス・プラット(『her/世界でひとつの彼女』『マネーボール』)
ゾーイ・サルダナ(『スター・トレック イントゥ・ダークネス』)
デイヴ・バウティスタ(『リディック:ギャラクシー・バトル』)
ベニチオ・デル・トロ(『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』)
声の出演:ブラッドリー・クーパー(『アメリカン・ハッスル』)
ヴィン・ディーゼル(『リディック:ギャラクシー・バトル』『ワイルド・スピード EURO MISSION』)
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
概要:自らスター・ロードと名乗るトレジャーハンターのピーター・クイル(クリス・プラット)。ピーターは無限の力を持つパワーストーンのオーブを入手するものの、その後逮捕され刑務所にぶち込まれてしまう。ピーターは天才メカニックのロケットら刑務所で出会った仲間と脱獄するも、オーブの力で宇宙を滅亡させようとする強大な悪と戦うこととなり・・・。
評価:★★★★★(満点)
感想:MARVELヒーロー最新作を2D字幕版で観ました。
原作どころかタイトルもキャラクターも予告程度しか知らない状態での観賞でしたが、SFエンタテインメント作品としては痛快熱血で大変面白い内容でした。
そういえばMARVELアメコミで宇宙モノって珍しい気がします。
B級的な見た目にご都合主義な展開にと目新しいことはあまりないのだが、敵味方含めて多彩で見た目も魅力的なキャラクターと壮大かつ精密なCGと厳選された懐かしの70年代ヒット曲満載で、個人的にはかなりお気に入りです。
主人公の「ロケッティア」的な戦闘マスクがMARVELっぽくてカッコいいです。
同じセリフしか喋らないグルートの声がヴィン・ディーゼルだったのもファンとしては嬉しいところです。
「マイティ・ソー」に出てたコレクターの人が出てるのも面白かった。
あまり敵も味方も無残に死なないところなんかも全年齢向けで良かったです。
次回作があればおそらく誕生秘話編でしょう。楽しみなのだ。
2014年09月06日
フルスロットル
「フルスロットル」
監督:カミーユ・ドゥラマーレ
出演:ポール・ウォーカー(『ワイルド・スピード EURO MISSION』『逃走車』)
ダヴィッド・ベル(『バビロンAD』)
RZA(『G.I.ジョー バック2リベンジ』)
カタリーナ・ドゥニ
配給:アスミック・エース
概要:マフィアたちがはびこる無法地帯となっているデトロイトの一角。そこに潜り込み、マフィアの動向を探る潜入捜査官ダミアン(ポール・ウォーカー)は、彼らがデトロイト市民300万人をターゲットに中性子爆弾を起動させようとしている情報をつかむ。彼は、マフィアにさらわれた恋人を取り戻そうとする圧倒的身体能力を持つ男リノ(ダヴィッド・ベル)と協力し、10時間後に迫る中性子爆弾の起動を阻止することに。敵が次々と立ちはだかる中で爆弾と恋人を捜す二人だが、事態の裏には巨大な陰謀がうごめいていた。
評価:★★★★★(満点)
感想:故ポール・ウォーカー最期の主演ハードアクション映画を2D字幕版で観ました。
ストーリー展開に見覚えがあったので不思議でしたがあの「アルティメット」のリメイクというのを観賞後に知りました(そういえばダヴィット・ベルは配役もそのままだった)。
最初から飛ばし過ぎな逃亡パルクールアクションは素晴らしくオリジナルよりスゴかったのでは。
そこにポール・ウォーカーのカッコいい格闘術やカーアクションが炸裂するのだからファンとしては至福の時間でした。
時代設定とかストーリーには若干、若干無理はあるものの、「ゼロGアクション」というコピーはイマイチ好きになれないものの、残虐シーンも抑えめで驚きっぱなしの心躍る作品だったと思います。
上映館が少ないのは何ともさびしく腹立たしいところですが。
マスタングで逃亡時に笑顔でドリフトしているポール・ウォーカーが本当に楽しそうでうっかり涙してしまった。
そしてエンドクレジット前の追悼文にも涙。
ワイルドスピードシリーズがどうなるのかは未定だけれどもぜひ劇場で観届けなければ。
2014年08月30日
イントゥ・ザ・ストーム
「イントゥ・ザ・ストーム」
監督:スティーヴン・クォーレ
出演:リチャード・アーミティッジ
サラ・ウェイン・キャリーズ
マット・ウォルシュ
アリシア・デブナム=ケアリー
配給:ワーナー・ブラザース映画
概要:直径3,200メートル、秒速135メートルというこれまでにない規模の巨大竜巻がシルバータウンの街に襲来する。炎に包まれた巨大竜巻が猛威を振るい、ジャンボジェット機すら飲み込む威力を前に、住民たちはシェルターに避難。一方で、竜巻を追跡する観測者ストームチェイサーや、最愛の人を守り生き残るため危機的状況を打破しようと模索する人々もいて・・・。
評価:★★★☆☆
感想:話題の竜巻ディザスタ映画を2D字幕版で観ました。
竜巻の圧倒的な破壊シーンの迫力はおそらく過去に見た映像の中では最強だったと思います。
特に学校を襲うシーンなどは恐怖すら感じました。
劇中のセリフに「10年に一度の異常気象がこの頃は毎年起こっている」的なことを言っていたのが嫌にリアルで他人事ではない感じがしました。
色々訳ありの竜巻撮影観測チームもいいのですが、おバカ動画撮影コンビもまあいいのですが、我が子を助けるため危険地帯に向かう家族愛は感動的で素晴らしいのですが、広げ過ぎた物語を無理やりつなげた感じがしてしまって私的に評価低めです。
でもあのハイテク車のCMは深夜の通販番組みたいで面白かったのだ。
2014年08月23日
STAND BY ME ドラえもん
「STAND BY ME ドラえもん」
監督:八木竜一
声の出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、妻夫木聡、他
配給:東宝
概要:東京の郊外に暮らす運動オンチで勉強もできない少年、のび太。ある日、22世紀から子孫であるセワシがドラえもんと一緒にタイムマシンでのび太を訪れる。のび太が作った借金が原因で、セワシのいる代まで迷惑をこうむっていた。そのためセワシは、のび太のために世話係のネコ型ロボット・ドラえもんを連れてきたのだ。こうして、のび太はドラえもんと暮らすことになり・・・。
評価:★★★☆☆
感想:藤子不二雄生誕80周年記念映画を2Dで観ました。
原作と大山のぶ代世代のファンとして予告編だけで感極まるほど大変楽しみにしていました。
実際、あの場面を見せられてはもちろんドラ泣きでした。が。
声があまりにも変わってしまったことはやむを得ないとして、原作から逸脱した設定はやむを得ないとして、頭の大き過ぎなキャラクターはやむを得ないとして、のび太があまりにも幼稚で情けなさすぎなところと中盤までのドラえもんがあまりにもやる気がないところがどうにもダメでした。
出来杉くんの扱いもあれではかわいそうだし。
多少変化のあった雪山遭難も正直誉められる行動ではなかったはずだし。
エンドロールはNG集でなくその後のひみつ道具名場面でもよかったのでは。
未来の世界や夜空の映像は確かにスゴかったけれども、のび家のたたずまいは実写以上に素晴らしかったけれども、個人的に手放しで楽しめて感動できる作品ではなかったのが何とも残念でした。
(泣ければ名作感動作、ではないと思います)
2014年08月16日
トランスフォーマー/ロストエイジ
「トランスフォーマー/ロストエイジ」
監督:マイケル・ベイ(『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』)
出演:マーク・ウォールバーグ(『プリズナーズ』『2ガンズ』)
ニコラ・ペルツ(『エアベンダー』)
スタンリー・トゥッチ(『ハンガー・ゲーム2』『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海』)
ジャック・レイナー
リー・ビンビン(『バイオハザードV:リトリビューション』『1911』)
T・J・ミラー(『ロック・オブ・エイジ』)
配給:パラマウントピクチャーズジャパン
概要:ディセプティコンとの激戦から4年。発明家のケイド(マーク・ウォールバーグ)はかなり安い値段でトラックを手に入れるが、それは何とオプティマスだった。そこへオプティマスらトランスフォーマーを取り締まる政府の秘密機関KSIが登場。ケイドと家族はKSIに抗いピンチになるも、オプティマスに助けられる。そのころ、新しいディセプティコン、ロックダウンが地球に出現。さらにはダイナボットも復活し、オプティマスは捕まってしまう。
評価:★★★★☆
感想:変形ロボアニメ実写版第4弾を2D字幕版で観ました。
前作はヒロイン交代に驚きましたが、今回はまさかの主役も含めた登場人物総入れ替えで、継続しているのはロボのみという続編とは思えない設定でした。
鍛えすぎた発明家マーク・ウォールバーグはカッコいいけれども主役は無鉄砲な若者であるべきだと思う。
騙されたとはいえ散々助けてもらったトランフォーマーを捕獲分解破壊するのは軍人として人間としてどうかと。
細かいCGを2時間以上観続けるのは正直疲れてしまうので、本作はアメリカ編と中国編の2部構成でもよかったのでは。
そしてわだかまりは解けても前作までの登場人物はやはり出てこないのだろうか。
まるで別物ならば納得だが「続編」となるといろんな意味で問題の多い作品です。
そういえば地球製のトランスフォーマーは乗り物・ロボット間に細かい粒子になっていたけれども、あれではもはや変形ではないし何でもありなのでは。
2014年08月09日
バトルフロント
「バトルフロント」
監督:ゲイリー・フレダー
製作・脚本:シルヴェスター・スタローン
出演:ジェイソン・ステイサム(『ハミングバード』『PARKER/パーカー』
ジェームズ・フランコ(『オズ はじまりの戦い』『猿の惑星:創世記』)
ウィノナ・ライダー(『ブラック・スワン』『スター・トレック』)
ケイト・ボスワース(『スーパーマン リターンズ』)
ラシェル・ルフェーブル(『ホワイトハウス・ダウン』『ニュームーン/トワイライト・サーガ』)
フランク・グリロ(『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』)
イザベラ・ヴィドヴィッチ
配給:ショウゲート
概要:まな娘マディ(イザベラ・ヴィドヴィッチ)のためにも、犯罪や暴力とは無縁の生活を送ろうと決意した元麻薬潜入捜査官フィル(ジェイソン・ステイサム)。亡くなった妻の故郷である田舎町に移り住んだ彼らだったが、町を支配する麻薬密売人ゲイター(ジェームズ・フランコ)が近づく。あるたくらみを実現させるために二人を利用しようと、ずる賢い手段を次々と繰り出していくゲイター。マディの身に危険が迫ったことで怒りを抑え切れなくなったフィルは、単身でゲイターと仲間たちを倒そうとする。
評価:★★★★☆
感想:ジェイソン・ステイサム最新作を2D字幕版で観ました。
シルベスタ・スタローン原案だけあってビデオレンタル全盛期のスタローン作品の特徴を網羅した力の入る作品でした。
スゴ腕主人公に業務過失、家族との別れ、残った家族との絆、意外な黒幕、上半身裸からの不条理な拷問、裏切らない友人、手に汗握る人質救出、圧倒的な逆転劇、そしてとにかく主役は無敵でカッコイイという王道パターンに仕上がっています。
前作「ハミングバード」とは違ってキレキレのアクションが全編満載で満足でした。
きっかけは子供のケンカですが偶然とはいえ勝手にエスカレートしていく様はなかなか壮絶です。
そして狂った親のクレーマーはやはり恐ろしいのだ。