2014年08月03日
ダイバージェント
「ダイバージェント」
監督:ニール・バーガー
出演:シェイリーン・ウッドリー(『ファミリー・ツリー』)
テオ・ジェームズ(『アンダーワールド 覚醒』)
アシュレイ・ジャッド(『エンド・オブ・ホワイトハウス』)
レイ・スティーヴンソン(『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』『G.I.ジョー バック2リベンジ』)
ゾーイ・クラヴィッツ(『アフター・アース』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』)
マイルズ・テラー
トニー・ゴールドウィン(『メカニック』)
アンセル・エルゴート(『キャリー』)
マギー・Q(『ニューヨーク、アイラブユー』『ダイ・ハード4.0』)
ケイト・ウィンスレット(『コンテイジョン』『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』)
配給:KADOKAWA
概要:世界が崩壊してから100年後の未来。復興を果たした人類は、16歳で受ける選択の儀式によって人々を軍・警察にあたるドーントレス、政権を運営するアブネゲーション、教育・研究を担うエリュダイトといった五つの共同体に振り分け、そこで人生を全うすることを強制していた。16歳になったトリス(シェイリーン・ウッドリー)も選択の儀式を迎えるが、どの共同体にも適さない異端者(ダイバージェント)と判断されてしまう。異端者は政府に抹殺されるのを知った彼女は嘘をついてドーントレスへと所属する。
評価:★★★☆☆
感想:ティーン向け近未来映画を2D字幕版で観ました。
独自な世界観は面白いのですが、すごく近代的だったり原始的だったりと設定にはずいぶん無理があったように思えます。
5種類とはいえ実際にはほぼ2種類しか掘り下げてなかったし。
軍隊・警察なのに電車は飛び乗り降りで街中をはしゃぎながら闊歩する様はなんだか微妙だし。
夜の陣取り合戦も別に観覧車からでなくても丸見えだったし。
雰囲気や展開に「ハンガーゲーム」的な緩さを感じました。全体的に長過ぎたからかも。
とはいえキーとなっている夢から脱出するテストはなかなか面白いし、ビルの谷間へ落下したり滑走する帰還法は迫力もあり、肘を使った見慣れない格闘術は見ごたえがありました。
若手も含めた俳優陣が好演だったのも惜しいところなのだ。
2014年07月27日
思い出のマーニー
「思い出のマーニー」
監督:米林宏昌
声の出演:高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子、吉行和子、黒木瞳、大泉洋、安田顕、森崎博之、戸次重幸、音尾琢真 他
配給:東宝
概要:心を閉ざした少女杏奈は、ぜんそくの療養を目的に親戚が生活している海沿いの村にやって来た。そんなある日、彼女の前に誰もいない屋敷の青い窓に閉じ込められた、きれいなブロンドの少女マーニーが姿を見せる。その出会い以来、杏奈の身の回りでは立て続けに奇妙な出来事が起きるようになるが、それは二人だけの秘密だった。
評価:★★★★☆
感想:スタジオジブリ最新作を2Dで観ました。
ご存じ!大泉洋さんと愉快な劇団員が声優として出演していたようですが、分かったのは無口な船乗り役の安田さんだけでした。
型破りなヒロイン登場で正直観ていて不安でしたが、メガネのジブリ風少女が出てきてからはテンポが良くなり多少楽しく観ることができました。
北海道、という設定には無理がありましたがロケーションは美しく映像は素晴らしかったです。
二人の関係が物語の鍵なのですが、正直途中でネタばれしてしまうのは勿体なかったかも。
CMで良いところを流してしまうのはやはり控えてほしいです。劇場予告ではうまいこと詳細は流れてなかったのに。
ジブリっぽく空を飛ぶシーンこそありませんが、最後は説明っぽくなって終わってしまいますが、それでも終盤は涙を拭っての観賞でした。ううむずるいのだ。
2014年07月20日
プレーンズ2/ファイヤー&レスキュー
「プレーンズ2/ファイヤー&レスキュー」
監督:ボブス・ガナウェイ
声の出演:瑛太、近藤春菜、箕輪はるか、金尾哲夫、喜田あゆ美、白熊 寛嗣、新田英人、駒谷昌男、磯辺万沙子、仲野裕、後藤哲夫、山野史人、山野井仁、佐藤美一 他
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
概要:世界一周レースで優勝したダスティは、世界で一番速いレーサーという肩書を捨てて、雄大な自然が広がる山々を火災から守り抜くレスキュー隊のメンバーとなる。ベテラン隊員たちの勇気にあふれた活躍に圧倒されながらも、困難な訓練を一つずつ乗り越えていくダスティ。厳しく接する隊員たちも、ひそかに彼の奮闘を温かく見守っていた。広範囲に及ぶ山火事の現場から炎で行き場を失った車たちを抜群の連携プレーで救ったのを機に、ダスティとほかの隊員たちの絆は一つに。そんな中、彼のレスキュー隊入りの真相が明らかになり・・・。
評価:★★★★☆
感想:「カーズ」飛行機版第2弾を2D吹き替え版で観ました。
前作のラストであんなにパワーアップした機体はなんとなく元に戻ってしまったし、消防士を目指すことになるきっかけも何だか自業自得だし、肝心な部品は最初から特注していればよかったのでは。
世界的に人気のレーサーなのだから告知を出せばファンが見つけてくれたかも。
消火訓練も谷を全開で抜ける必要もわからず、そこも部品が壊れて全開にできないことをちゃんと伝えていれば問題なかったのかと思いますが。
等々いろいろと気になりますがその辺をスルーして前作キャラもあまり気にしなければ、映像は素晴らしく話のテンポもよく、勇気やチームでの友情と盛りだくさんでなかなか楽しめる作品でした。
キャラが多くて楽しいのですが、正直ほとんどの機体の名前は覚えられなかったのだ。
2014年07月12日
マレフィセント
「マレフィセント」
監督:ロバート・ストロンバーグ
出演:アンジェリーナ・ジョリー(『ツーリスト』『ソルト』)
エル・ファニング(『幸せへのキセキ』『SUPER 8/スーパーエイト』)
シャールト・コプリー(『エリジウム』『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』)
サム・ライリー
イメルダ・スタウントン(『ハリー・ポッターと死の秘宝』『アリス・イン・ワンダーランド』)
ジュノー・テンプル(『ラヴレース』『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』)
レスリー・マンヴィル
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
概要:とある王国のプリンセス、オーロラ姫(エル・ファニング)の誕生祝賀パーティー。幸せな雰囲気があふれるその会場に、招かれざる邪悪な妖精マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)が出現する。オーロラ姫に永遠の眠りにつく呪いをかけたマレフィセント。それは、なぜなのか。答えは、謎に包まれたマレフィセントの過去にあった。
評価:★★★★★(満点)
感想:「眠れぬ森の美女」改訂版を2D字幕版で観ました。
善悪入れ替わりの本作はやりすぎ感が強く、おそらく元の作品が好きな人には向かない作品でしょう。
自分は原作をなんとなくしか覚えていないのでとても楽しめました。
とにかくマレフィセントが幼少から美しくカッコよく、自由に宙を舞う様は爽快で素晴らしかった。
オーロラの父があんなに悪役にならなくてもよかったのではと思いますが。
そして3匹の妖精もあんなにいやな感じで腹立たしくしなくても。
オーロラが眠っていたのはほんの数日だったのでは。
いろいろありますがラストも含めてディズニーの名作とは切り分けて観るべきですね。
予告では呪いをかけた本当の理由を解き明かす外伝的作品のイメージがあったけれども、実際は「スノーホワイト」や「赤ずきん」と同様の別解釈作品です。
真実の愛が少しずれるのは流行なのでしょうか。
2014年07月06日
ノア 約束の舟
「ノア 約束の舟」
監督:ダーレン・アロノフスキー(『ブラック・スワン』)
出演:ラッセル・クロウ(『マン・オブ・スティール』『ブロークンシティ』)
ジェニファー・コネリー(『地球が静止する日』『ニューヨーク 冬物語』)
レイ・ウィンストン(『スノー・ホワイト』『ヒューゴの不思議な発明』)
エマ・ワトソン(『マリリン7日間の恋』『ハリー・ポッターと死の秘宝』)
アンソニー・ホプキンス(『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』『REDリターンズ2』)
ローガン・ラーマン(『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海』『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』)
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
概要:夢の中で世界滅亡を意味するかのような光景を目にしたノア(ラッセル・クロウ)。それが神からのお告げであり、全世界を飲み込むほどの大洪水がやって来ると悟った彼は、その日から家族と共に一心不乱になって巨大な箱舟を造る。さらに、生命を絶やさぬようにと、この世の全ての種類の動物を次々と箱舟に乗せていく。だが、ノア一家の前に不安に駆られて箱舟を奪おうとする者たちが立ちはだかる。
評価:★★★☆☆
感想:有名なノアの方舟映画を2D字幕版で観ました。
アダムとイヴの話など原作(聖書)に詳しくないとよくわからない場面が多いです。
残念ながらノアの言動や行動には共感できないままだったので後半は悪役に見えました。途中からシャイニングみたいだったし。
あの時代にあんな大型船が作れたのか疑問です。
石の神様の戦闘シーンはロード・オブ・ザ・リング2みたいで面白かったです。
エマ・ワトソンはとても美しかったのでよしなりです。
しかし地球水没生物全滅の大洪水ってあの程度なのだろうか。
2014年06月28日
オール・ユー・ニード・イズ・キル
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」
監督:ダグ・ライマン
出演:トム・クルーズ(『オブリビオン』『アウトロー』)
エミリー・ブラント(『LOOPER/ルーパー』『アジャストメント』)
ビル・パクストン(『2ガンズ』『エージェント・マロリー』)
ブレンダン・グリーソン(『ランナウェイ/逃亡者』『デンジャラス・ラン』)
配給:ワーナー・ブラザース映画
概要:近未来の地球。侵略者の激しい攻撃に、人類の軍事力ではもはや太刀打ちできなくなっていた。対侵略者の任務に就いたウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、戦闘によって亡くなる。しかし、タイムループの世界にとらわれ、戦闘と死を繰り返す。そんな中、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と出会ったケイジは、彼女と一緒に何度も戦闘と死を繰り返しながら戦闘技術を向上させ・・・。
評価:★★★★☆
感想:トム・クルーズSF最新作を2D字幕版で観ました。
原作の漫画は読んでないですが、死んだらセーブポイントからやり直しのようなゲーム的な設定や展開はなかなか楽しめました。
しかし実際に毎回同じことを繰り返しているかと思うと面倒だし正直つらいだろうと思いました。
戦闘シーンは繰り返しが多いため若干迫力にかけますが、本部への侵入や農村でのやりとりなど、ステージが進んだ時には安堵感がありました。
それもあって輸血後のラスト一機コンティニューなしの時は緊張感がありましたが。
戦闘などのアクションは迫力満点で素晴らしいですが何度も繰り返しだとちょっと物足りなくなりました。
とはいえ全年齢で楽しめる内容でした。オススメなのだ。
2014年06月21日
ハミングバード
「ハミングバード」
監督:スティーヴン・ナイト(『イースタン・プロミス』)
出演:ジェイソン・ステイサム(『エクスペンダブルズ2』)
アガタ・ブゼク
ヴィッキー・マクルア
ベネディクト・ウォン
ジャー・ライアン
配給:ショウゲート
概要:以前特殊部隊を率いていた元軍曹ジョゼフ(ジェイソン・ステイサム)は、戦場で罪を犯したのをきっかけに、心に傷を抱えながらひっそりと暮らしていた。そんなある日、ただ一人打ち解けていた少女が誘拐されてしまい、彼女を救うためロンドンの暗黒街を突き進む。しかし、最悪な結末を迎え怒りを爆発させた彼は、リベンジを胸に誓い・・・。
評価:★★★☆☆
感想:ジェイソン・ステイサム主演アクション映画を2D字幕版で観ました。
大きい感想としてはアクション不足でらしくない展開に多少苛立ちを感じました。
スリル満点カーアクションも小技の効いた格闘アクションも嵐のような銃撃戦もほとんどなく、そもそも現状の説明も誘拐された少女の説明も途中の元妻や娘の説明もほんとんどないまま話が進むため、話についていけなくなります。
せっかくの元軍人スキルもほとんど発動しないままだし、そもそもリベンジがメインではなく本筋は主人公が戦争によるPTSDから立ち直り人生を取り戻す作品です。
演技で魅せるジェイソン・ステイサムも悪くないのですがやはりハードアクションを楽しみたいのだ。