2010年05月09日
バッタ君町に行く
「バッタ君町に行く」
監督:デイヴ・フライシャー
出演:ポーリン・ロス、スタン・フリード、ジャック・マーサー、テッド・ピアース、カール・メイヤー
販売:宝島社
概要:都会の片隅にある虫たちが暮らす草むらでは、囲いが壊れたせいで人間が通り抜けるようになり、虫たちの生活は危険にさらされていた。そんなある日、長旅を終えて恋人ハニーのもとに帰ってきたバッタのホピティは、草むらの危機を知り安全な土地への引越しを提案。こうして、人間の足元で小さな虫たちの引越し騒動が始まる。
評価:★★★★☆
感想:ジブリ等で絶賛の昆虫アニメをDVDで見ました。
制作が1941年と流石に古い作品のため画像や音響はイマイチですが、滑らかな動きやストーリー展開、ミュージカルな音楽、個性あるキャラ描写についてはとても素晴らしい仕上がりで、なかなか見ごたえがありました。
擬人化された昆虫たちの生活は娯楽、陰謀、希望、冒険と盛りだくさんです。
但しポパイやベティの作者なので小さいお子様向けではなくある程度大人向けです。
工事現場のシーンなどはかなりな見どころ。
そして苦労の末の大団円。夢のあるいいお話なのだ。
「小さく、か弱き者にもそれなりの意地がある。」とサブタイトルにあったが、これは作中の昆虫たちだけでなくフライシャー・スタジオ制作サイドへの賞賛でもあるのでは。