2010年11月27日
デイブレイカー
「デイブレイカー」
監督:マイケル・スピエリッグ(『アンデッド』)
出演:イーサン・ホーク(『ニューヨーク、アイラブユー』『アサルト13 要塞警察』)
ウィレム・デフォー(『ダレン・シャン』『インサイド・マン』)
クローディア・カーヴァン(『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』)
マイケル・ドーマン
サム・ニール(『ガフールの伝説』『ウィンブルドン』)
配給:ブロードメディア・スタジオ
概要:人類のほとんどがバンパイアと化した近未来、食糧源である人間の数は減少する一方だった。バンパイアは不老不死である代わりに、人間の血液を取り込まないと理性を失い凶暴化してしまう。そんな中、自らもバンパイアである血液研究者のエドワード(イーサン・ホーク)は、絶滅寸前の人間に危害を与えずに済む代用血液の開発に奮闘するが…。
評価:★★★☆☆
感想:予告で気になっていたバンパイヤ映画を観てきました。
多少無理はあったものの設定とアイデアと映像は秀逸で面白かったです。
出演陣もなかなかの好演で最後まで見ごたえがありました。
藤子F不二雄先生の「流血鬼」を思い出しました。ただしあちらの吸血鬼は人畜無害でしたが。
「トワイライト」とは別次元のスプラッタな本作はホラー映画の要素も多く、大音響も含めて終始脅かされっぱなしで落ち着きません。
そもそも吸血鬼のくせに美しくないのもおかしいし。
が、今時のゾンビ映画と比べればそこそこ面白いかもしれない。
(個人的には血を飲むところでダメでしたが)
R15のため上映館は少ないがグロいシーンも大丈夫、という方にはオススメです。
(以下ネタばれ)
最初の焼身自殺から痛烈だった。昼間に木漏れ日をよけて歩くところや車の屋根に開いた穴からの日光をよけたりとか細かいところは笑えた。人間に戻るには半焼け→消火→半焼け→消火を繰り返すか、復活した人間の血を吸わせるというアイデアは面白い。コーヒースタンドに各血液型がぶらさがっていたが味がちがうのだろうか。ウィレム・デフォーはカッコイイのだがあまりいい人役には向かないのかも。社長が最後にエレベータで食われるシーンはちょっとスッキリした、があれを食べた連中も人間に戻ったのでは。そういえば主役の名前がエドワードってのは狙いか。