2010年12月04日
GAMER
「GAMER ゲーマー」
監督:ネヴェルダイン(『アドレナリン』)
出演:ジェラルド・バトラー(『幸せの1ページ』『男と女の不都合な真実』)
マイケル・C・ホール(『ペイチェック 消された記憶』)
アンバー・ヴァレッタ(『シャッフル』『トランスポーター2』)
ローガン・ラーマン(『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』『ナンバー23』)
テリー・クルーズ(『エクスペンダブルズ』『フェイク シティ ある男のルール』)
アリソン・ローマン(『スペル』『ベオウルフ/呪われし勇者』)
配給:ショウゲート
概要:天才クリエイター、キャッスル(マイケル・C・ホール)が開発したオンライン・ゲーム“スレイヤー”では、生身の人間が遠隔操作され、激しい戦闘を繰り広げていた。無実の罪で投獄され、スレイヤーの戦士となったケーブル(ジェラルド・バトラー)は、30回勝ち抜けば釈放という条件にあと1回と迫り、世界中の注目を集めていたが…。
評価:★★★☆☆
感想:近未来オンラインゲーム映画を観てきました。
背景や基本設定は悪くないのですが、あまりに状況説明が足りなさすぎでした。
FPS系ゲームを知らず、ジェラルド・バトラー目当てで観てしまうと正直なんのことやらでしょう。そもそもゲーム自体の最終目的も謎だし。
そして「サマーウォーズ」のOZのようなソーシャルネットワークの社会についても説明不足。
ケーブルがどうやってカリスマゲーマーに選ばれたのかも謎。
奥さんが仮想空間の中で働いている理由も謎。
ゲームっぽい映像(突然カクカク動いたりとか)は素晴らしいし近未来描写も俳優陣も悪くないのだが、やはりストーリーにひねりがなさすぎたか。
R15指定のため血が噴き出たり首がもげたりお色気満載は仕方がないにしても、あの太っちょ野郎の食事シーンは18禁でも不思議ではない。本編内で一番恐ろしいのだ。
(以下ネタばれ)
普通の人が戦闘中に買い物したりとかはゲームっぽくて笑えた。倒した敵からアイテムを拾おうとするときなんかもゲームっぽくて笑えた。セーブポイントなんかも笑えた。あのレポーターはどうやって仮想空間に入ったのだろう。いくらなんでもウォッカで車は走らないよ。娘といっしょに奥さんも会社預かりにすればよかったのに。そもそも他人のゲームプレイを見てあんなに世界中が熱狂するんだろうか、謎。