2010年12月11日
SPACE BATTLESHIP ヤマト
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
監督:山崎貴
出演:木村拓哉、黒木メイサ、柳葉敏郎、緒形直人、西田敏行、高島礼子、堤真一、橋爪功、池内博之、マイコ、矢柴俊博、波岡一喜、三浦貴大、斎藤工、山崎努
配給:東宝
概要:2194年、外宇宙に突如として現れた敵・ガミラスが地球への侵攻を開始し、人類の大半が死亡してしまう。5年後、地球が放射能で汚染される中、かつてエースパイロットとして活躍していた古代進(木村拓哉)は、はるか彼方のイスカンダル星に放射能除去装置がある事実を知り、宇宙戦艦ヤマトで仲間と共にイスカンダル星へ向かう。
評価:★★★☆☆
感想:話題のヤマト実写版を観てきました。
昨年CGで復活した時にも思ったのだが、昔のアニメ版とは全く別物として見る分には、そこそこ頑張っている感もあるし迫力も感動もあり楽しめる作品だったと思う。が、ヤマトを名乗るからには本作への酷評も多いことだろう。
話的には劇場版の1と2を足したっぽい感じではあるが、無理やり盛り込むくらいなら1だけでよかったのでは。
デスラーやスターシャ(かサーシャどっちか)の設定についてはあれでも問題ないと思う。
デスラー総統を出すならば相当なドラマと説明が要るだろうし。
OPのナレーション、ド迫力の発進シーン、波動砲発射までのプロセス、アナライザーの声、第三艦橋大破など新しくも懐かしいシーンは健在なので旧作ファンでも多少は楽しめるところも多いはず。
徳川、佐渡についてはもう少し出番が欲しかった。残念なのだ。
(以下ネタばれ)
「バカめ」を見たかったが敵があれでは仕方がないか。しょっぱな古代が爆風ですっ飛んだが放射能とかより衝撃で普通なら即死だな。森雪、戦闘機乗りでは沢尻でもダメだったな。コスモゼロはガウォークかトランスフォームのように変形したのは大変笑えた。佐渡先生、AEDってもう少し医学も進んでるのでは。第三艦橋は今回は直らなかったな。座標と設計図が送れるのなら何でメッセージの一言でも入れなかったのだ。コスモゼロでのアナライザーはR2D2ではないか、そして巨大アナライザー(笑)は最初から出しておけば被害も少なかったろうに。古代と森雪の後半のやり取りは命懸けで守るというセリフも含めてやはり展開に無理があるのでは。20分程度でワープができるなら不眠不休でさっさと進めばよかったのだ。そもそも第一艦橋が狭すぎ。約百年後なのに日本酒一升瓶はどうだろうか。ワープテストがあんなにあっさりなのもどうだろう。徳川の航行に異常なしと沖田の何もかもが懐かしいの台詞はやはりジーンときてしまった。ラストの攻防直前、レーダー担当がしっかり観測していれば被害も少なかったろうに。ラストの歌は期待してたのだがなんか「アルマゲドン」みたいで微妙でした、残念。