2012年03月03日
ヒューゴの不思議な発明
「ヒューゴの不思議な発明」
監督:マーティン・スコセッシ(『シャッター アイランド』)
出演:エイサ・バターフィールド(『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』)
クロエ・グレース・モレッツ(『キック・アス』『モールス』)
ベン・キングズレー(『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』『シャッター アイランド』)
ジュード・ロウ(『コンテイジョン』『シャーロック・ホームズ』)
サシャ・バロン・コーエン(『マダガスカル2』『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』)
ヘレン・マックロリー(『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』)
クリストファー・リー(『デビルクエスト』『アリス・イン・ワンダーランド』)
エミリー・モーティマー(『カーズ2』『シャッター アイランド』)
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
概要:1930年代のパリ。駅の時計台にひそかに住む孤児の少年ヒューゴ(エイサ・バターフィールド)の唯一の友達は、亡き父が残した機械人形だった。壊れたままの人形の秘密を探る過程で、彼は不思議な少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)とジョルジュ(ベン・キングズレー)に出会う。やがてヒューゴは、機械人形にはそれぞれの人生ばかりか、世界の運命すらも変化させてしまう秘密があることに気付き・・・。
評価:★★★★☆
感想:アカデミー作品賞ノミネート、撮影・視覚効果等映像賞受賞のファンタジー映画を2D字幕版で観ました。
予告や豪華俳優にアカデミーに過去映画へのオマージュと感動と涙を期待していたので、観終わった感想は何とも物足りない結果になってしまいました。
街並みや時計台や駅構内の映像は文句なく素晴らしいです。
BGMや人の足音や汽車の音などの音響も見事で、機械人形や大きい時計などの作りも見事。
おそらくこれは主役の彼やヒロインに何か魅力が足りなかったからかと思われる。
脇を固める俳優(ジョルジュや鉄道保安官や図書館管理人)が良すぎたのも問題か。
見応えこそあるけれども何となく勿体ない感が残る映画でした。
それともアカデミー関連作とは相性が悪いのだろうか。
(以下ネタバレ)
ヒューゴに同情も同意もできないのは盗みを見つかってノートを取り上げられたのに謝りもせずただ大事だから返せと言い続けたところ。ちゃんと事情を話して詫びればもう少し何とかなったのでは。最後までパンを盗んでたのも同情できない。犬との追いかけっこはすぐに飽きてしまった。ジュード・ロウは出番もセリフも何もかもが足りなすぎ。店番してるのに鉄道保安官に見つからないのも変。子供を補導してるのも彼だけだし。そしてあんなに引っ張ったノートが後半まったく出番なしだったのに機械人形直ってるし。そもそも主役はパパジョルジュではないか。そしてそもそもヒューゴ自体は鍵を開ける器具以外は何も発明してないではないか。クロエちゃんが冒険したのは映画館だけでしたな。ううむ。