「最強のふたり」

監督：エリック・トレダノ
出演：フランソワ・クリュゼ、オマール・シー、アンヌ・ル・ニ
配給：ギャガ

概要：不慮の事故で全身麻痺（まひ）になってしまった大富豪のフィリップ（フランソワ・クリュゼ）は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス（オマール・シー）は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき…。

評価：★★★★☆
感想：口コミでロングラン大ヒットの感動作を２Ｄ字幕版で観ました。
話題作だけあってなかなかの客入りでしたが年齢層はやはり高めでした。
テーマとしては重く深刻な内容にもかかわらず、全編ユーモアあふれる作品に仕上がっています。
最初こそぎこちないものの、徐々に雇い主と使用人の枠を超えてなくてはならない存在へと成長していく様は運命的で感動を覚えます。（マリファナや健常者M&Mなど多少問題もありますが。）
如実になるのは終盤ドリスが解雇になって別人が来てから。
そしてラストは涙ぼろぼろの予想とは違い、清々しい爽やかなもので観てよかったと思える良作です。