2013年08月31日
ホワイトハウス・ダウン
「ホワイトハウス・ダウン」
監督:ローランド・エメリッヒ(『2012』)
出演:チャニング・テイタム(『G.I.ジョー バック2リベンジ』『親愛なるきみへ』)
ジェイミー・フォックス(『ジャンゴ 繋がれざる者』『バレンタインデー』)
マギー・ギレンホール(『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』『ダークナイト』)
ジェイソン・クラーク(『華麗なるギャツビー』『ゼロ・ダーク・サーティ』)
リチャード・ジェンキンス(『アウトロー』『ジャッキー・コーガン』)
ジョーイ・キング(『オズ はじまりの戦い』『ダークナイト ライジング』)
ジェームズ・ウッズ(『Be Cool/ビー・クール』『サーフズ・アップ』)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
概要:大統領ジェームズ・ソイヤー(ジェイミー・フォックス)を警護するシークレットサービスを目指すも、不採用となってしまった議会警察官のジョン・ケイル(チャニング・テイタム)。不採用だったことで幼い娘を悲しませたくないと、気晴らしも兼ねて彼女を連れてホワイトハウスの見学ツアーに参加する。だが、そこへ謎の武装グループが乗り込み、瞬く間にホワイトハウスを制圧した上に大統領とケイルの娘らを人質にして籠城。未曽有の事態に全世界が混乱する中、ケイルは武装グループに挑む。
評価:★★★★☆
感想:ホワイトハウス危機映画第2弾を2D字幕版で観ました。
先日観賞の「エンドオブ~」とテーマや流れが大分かぶっていますが内容は全く別物で、こちらはエンタテインメント娯楽作品としてむしろ「ダイ・ハード」に近い作風でした。
とはいえアクションは決して緩くなく、ゴミカート爆破や銃撃戦の迫力、航空機の緊急発進や戦闘ヘリのリアルな爆音、核兵器作動の緊迫感などなど退屈することなく展開します。
殺しすぎ怪我やりすぎの「エンドオブ~」と比較するとキビしい描写も少な目で多少安心して楽しく鑑賞できました。
あまりにもいい味出し過ぎのツアー案内係は秀逸。
YouTube動画の件で娘が殺されなかったり、敵から身を隠して潜んでいるのに携帯はスピーカーだったり、とっくに上着を脱いでたのに入館案内をあのタイミングで落っことしたりと多々不自然な所は気にせず、素直に楽しめばまずまずの良作なのだ。
(以下はネタバレ含)
エアジョーダンに触ったのを怒ったりニコレットガムを大量摂取したりロケットランチャーを落っことしたり金時計で銃弾を防いだりと思わず吹き出す滑稽な場面も目立つが自らを犠牲にしても国のため戦う様は素晴らしい。戦車がいたのならロータリー周回の時に敵の車を吹っ飛ばせばよかったのに。娘が戦闘機に向け命がけで旗を振る最後のシーンは美しく感動的で素晴らしい。最後の敵は身内だったが理由は何となく曖昧でした。関係者による協力でもいない限りホワイトハウスでの悪行は不可能ですな。