邦画
2010年09月25日
ハナミズキ
「ハナミズキ」
監督:土井裕泰
出演:新垣結衣、生田斗真、向井理、蓮佛美沙子、ARATA、木村祐一、松重豊、薬師丸ひろ子
配給:東宝
概要:東京の大学を受験すべく、大きな夢に向かってひたむきに突き進んでいる紗枝(新垣結衣)と、漁師としての家業を継ぐため、水産高校に通う康平(生田斗真)。互いを思い合う中、やがて二人は紗枝の上京をきっかけに遠距離恋愛を始めるが、故郷に残った康平は、都会の暮らしを通して美しさが増していく紗枝との別れを選ぶ。
評価:★★★☆☆
感想:一青窈の「ハナミズキ」がモチーフの恋愛映画を観てきました。
公開からだいぶ経ってますがなかなかの客入りでした。
10年間の純愛映画ということでしたが、全体的に長く感じてしまったのと、後半展開が早すぎて伏線も多くてドタバタしてしまったのは残念。
但し、主演2人のひたむきな好演と、北海道、ニューヨーク、カナダ等各国の風景はとても美しく、特に北海道の大自然は電車や灯台も含めてとても素晴らしかったです。
泣ける場面は多々あったのだが、話題作で期待が大きすぎました。
一度ちゃんと「ハナミズキ」を聴きなおしてみます。
好きな人と一緒に観ましたが、これはどうなんだろう。離婚したり生き別れたり破産したりでラストは本当にハッピーエンドなんだろうか。うううむ。
2010年07月04日
踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」
監督:本広克行
出演:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、寺島進、佐戸井けん太、小林すすむ、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁、小栗旬
配給:東宝
概要:湾岸署を襲った連続殺人事件から7年。海外からの要人が降り立つ空港が近くにあり、高速道路や変電所などが立ち並ぶお台場は、テロリストの標的となっていた。そのため湾岸署は、よりセキュリティー設備が充実した新湾岸署への引っ越しをすることになる。引っ越しの作業を一任された青島(織田裕二)は、部下と一緒に取り掛かるものの、湾岸署管内で次から次へと事件が発生し…。
評価:★★★★☆
感想:話題の青島復活第3弾を見てきました。
前スピンオフ2作が私的にイマイチだったので今回は大変楽しみにしていたのですが、登場人物が多すぎなのと(TVと劇場ほぼオールキャスト総出演)引っ越しと捜査で少し緊張感がなさすぎなのとお約束が足りなかったことを除けば、にわかファンでも割と楽しめる内容でした。
テンポもよく長編のわりに退屈はしませんでした。
劇場版だけでも復習が必要です。初見はオススメできません。
EDクレジット後のおまけは、見なくてもよいのかな。
(以下ネタバレ)
オープニングが今までのと全然変わってしまった。残念。警察署の引越し、個人情報もあるのだからそれなりのセキュリティの宅配便にするのが当然、バイトなどけしからん。コート引っ張りすぎ。伊藤淳史は残念。内田有紀はすごく良かったのに出番と見所少なすぎ。本店と支店の確執があれではたんなる喧嘩なのでは。死ぬ気で捜査はよかったが先にネタバレだったので涙の説得シーンはなんだか残念。青島&室井の絡みがあのラストだけって。。。
2010年06月26日
FLOWERS フラワーズ
「FLOWERS フラワーズ」
監督:小泉徳宏
出演:蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子
配給:東宝
概要:昭和11年、春。親同士が決めた、会ったこともない相手との結婚に悩み続ける凜。女学校を出て、進歩的な考えを持つ彼女は、ついに迷いを抱えたまま婚礼当日を迎えてしまう。昭和30年代。凜の長女・薫は、大学卒業と同時に教授の真中と恋愛結婚する。大手出版社で男と張り合い奮闘するキャリアウーマンの次女・翠は、恋人からの突然のプロポーズに、仕事と結婚の間で揺れ始める。昭和52年、秋。凜の三女・慧は、夫と娘と郊外の団地で幸せに暮らしていた。そして、待望の2人目の子どもを授かった慧だったが…。平成21年、冬。慧の長女・奏は、祖母・凜の葬儀のために久々に帰省する。そこで、結婚して幸せな家庭を築いている妹の佳と再会するが…。
評価:★★★★☆
感想:資生堂CMコラボ映画を観てきました。
美しい女優陣、年代ごとに変わっていく建物や景色の映像は素晴らしい。
肝心な内容はそれほど特殊な事情とかはなくよくある話ですが、それぞれの世代で頑張って生活してゆく女性の姿は何とも引き込まれてしまう。
号泣ポイントは母からの手紙を持ってきた広末涼子の台詞とお父さんの万歳シーン。
ドリカムの主題歌も手伝ってとても心に残るいい作品でした。
蒼井優は冒頭で式から逃げてラストで戻ってきたけど、その後の子供たちがでてるんだからあんなに引っ張らなくてもよかったのでは。仲間由紀恵はどうしてあの髪型に。編集部、みんな汗だくだったのがリアルでよかった。
2010年06月09日
N43°
「N43°」
監督・脚本・出演:大泉洋 、音尾琢真 、戸次重幸 、安田顕 、森崎博之
配給:アミューズ、オフィスCUE
概要:北海道が生んだ人気劇団ユニット“TEAM NACS”の5人のメンバーが、映画監督に初挑戦したオムニバス・ムービー。それぞれが監督・脚本を担当し、“北海道”にこだわりつつ、ジャンルもキャストも多彩な個性溢れる5編のショート・ムービーを競作。大泉洋監督作「頑張れ!鹿子ブルブルズ!」は唯一TEAM NACS全員勢揃いのナンセンス・コメディ。戸次重幸監督作「部屋クリーン」は実写とアニメの合成で“片付けさん”と“散らかしさん”という妖精同士のいつ果てるとも知れない抗争の行方を描くコメディ。その他、主要キャスト全員を“安田”で揃えた安田顕監督作「ヤスダッタ3D」、音尾琢真が夏八木勲を主演に迎えて贈るハートウォーミング・ストーリー「神居のじいちゃん」、50年後のTEAM NACSを描く森崎博之監督作「AFTER」の全5編。
評価:★★★★☆
感想:大好きなオフィスCUEのオムニバス映画をDVDでようやく見ました。
劇場向けではない、一般向けではない、コアなファン向けの内容は大変楽しめましたが、正直TEAM NACSを知らない人には微妙な内容だったことでしょう。
「ドラバラ鈴井の巣」劇場版といった感じですが、このコメントもファン以外には伝わらないでしょう。
本編を見て、メイキングを見て、副音声を聞いてと繰り返すことで面白みが増してきます。
個人的なランキングは、
①「AFTER」 ラストの「今の自分には満足している」は素晴らしい。
②「神居のじいちゃん」 ロケーションと俳優陣は秀逸。
③「頑張れ!鹿子ブルブルズ!」 戸次さんの迫真の演技が光った。
④「部屋クリーン」 妙にリアルで何だか。
⑤「ヤスダッタ3D」 流石、全く理解不能。但し迫力は満点。
大泉洋さん、というだけで挑戦するにはキビしいでしょう。
一般公開していたようですが、ううむ。
2010年05月08日
ダーリンは外国人
「ダーリンは外国人」
監督:宇恵和昭
出演:井上真央、ジョナサン・シェア、国仲涼子、大竹しのぶ、戸田菜穂、入江雅人、川岡大次郎、坂東工、國村隼
配給:東宝
概要:漫画家を夢見るイラストレーター、さおりは中学時代、英語のテストで4点を取るほど、英語は大の苦手。そんな彼女が恋に落ちた男性は、語学オタクの外国人、トニーだった。漢字の美しさに一目惚れして日本に来ただけに、日本語はペラペラ。しかし、外国人のトニーの言動は、日本人のさおりには、理解に苦しむことばかりだった。
評価:★★★★☆
感想:予告がとても気になっていた大ヒット映画を観てきました。
原作は未読で前知識は予告どまりでしたがとても楽しくあたたかい作品でした。
ただし大画面大音量の劇場鑑賞でなくてもよかったのかも。
そして少し説明が足りない感じもありました。例えばトニーは普段何の仕事をしているのかよく分かりません(語学関係の仕事らしいがいつも家にいるので在宅の仕事なのか)。
出演陣の好演が目立ちます。終盤の大竹しのぶの台詞などは涙がこぼれました。
ダジャレ好きとしては、抜かれるなら度肝がいいは秀逸なのだ。
2010年05月01日
矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~
「矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~」
監督:中島信也
出演:石橋貴明、木梨憲武、DJ OZMA、黒木メイサ、アヤカ・ウィルソン、松田聖子
配給:松竹
概要:父・徳次郎が営むアメリカ・ネバダ州の矢島美容室で、平凡ながらも幸せに暮らしていた矢島家だったが、父の突然の家出により事態は急展開。必死に家族を支えようとする母・マーガレット。恋愛とお化粧に夢中な長女・ナオミ(17歳)の夢はオスカー女優。その足がかりとしてミス・ネバダコンテスト優勝を目指す。次女・ストロベリー(11歳)は小学校のソフトボールチームでエースを務める。密かに同級生ケンに片想いをするが、彼にはとんでもない秘密が。最強の宿敵ラズベリーとの試合に仕組まれた罠。友情と恋愛の板ばさみになるストロベリー。そして失踪した父親とは一体誰なのか。
評価:★★★★☆
感想:映画の日に話題のバラエティ映画を観てきました。
正直期待もしてなかったので映画の日割引ならダメージも少ないだろうと予想して鑑賞、ばかばかしい中にも感心するところもあってなかなか楽しめました。但し大画面で見る内容ではなかったか。
設定についてはそもそもが滅茶苦茶なのであえて矛盾は無視することにして、歌あり友情ありスポコンありとベタベタな展開は愉快でした。
主役3人があの状態なので、黒木メイサとアヤカ・ウィルソンの美しさが映えます。
まともな映画を期待しているならオススメはできません。
とんねるずのコントの延長特別版として見ましょう。
意外なところで大物有名人がワンサと(特に日本の居酒屋は驚き)出てます。ED後にはディレクターのお礼(お詫び)のコメントがあります。折角お金を払ってるので最後まで楽しみましょう。
2009年09月05日
20世紀少年<最終章>ぼくらの旗
「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」
監督:堤幸彦
出演:唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、平愛梨、香川照之、石塚英彦、宮迫博之、藤木直人、古田新太、森山未來、小池栄子、黒木瞳
配給:東宝
概要:「世界大統領」となった“ともだち”が、世界を支配する“ともだち歴3年”(西暦2017年)。殺人ウイルスが蔓延した東京はそびえたつ壁に包囲され、都民の行動は完全に制限されていた。そして“ともだち”は「8月20日正午、人類は宇宙人に滅ぼされる。私を信じるものだけが救われる」と声明を発表。それは、その日時に新たな殺人ウイルスがばらまかれることを意味していた。一方、ヨシツネ率いる反政府組織“ゲンジ一派”、武装蜂起を訴えるカンナ率いる強硬派“氷の女王一派”、そしてユキジとオッチョらは、それぞれ人類滅亡を回避する方法を水面下で模索していた。
評価:★★★★☆
感想:話題のメガヒット科学空想コミック映画第3弾を観てきました。
ダイジェスト版も流れたが、やはり説明不足と駆け足の展開はやむをえないか。
原作未読の人には難しく、原作ファンには物足りなかったのでは。
うわさの「原作と違うラスト」については、まぁそんな解釈もあるのかなと。
ウィルスの実験や最後のUFO対決など、見ごたえのあるシーンは多々あるので退屈はしないが、やはり原作を何度か読まないと解釈はむずかしいか。
唐沢の歌はとても良かった。♪スーダラダー。
(以下ネタばれ)
ヨシツネのゲンジ一派は出番ないじゃないか。ボーリング、やらなかったな。ケロヨン、活躍がイマイチだったな。13号、登場は無理やりな感じだったな。ラストのコンサート会場は千葉のポートタワー付近の公園です、やはりエキストラ申し込んどけばよかったか。うわさの「ともだち」の正体は半分原作どおりだけれどもやっぱり無理があったか。そして、今回の事件は、やっぱりケンジが悪いのだ。謝ってすむ問題ではない。